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山林火災の不可思議さと怖さ

執筆者の写真: medicaproject 医療福祉ライター今村美medicaproject 医療福祉ライター今村美

大船渡の山林火災の現場へ。


鎮火かと思いきや鎮圧。


鎮火とは「完全に火が消えたと判断される状態」、鎮圧とは「火がコントロール可能なくらいに弱まった状態」。


昨日町内放送が流れて、すっかり鎮火したのだと思っていたらば、鎮圧。

鎮圧したとはいえ、昨日もたくさんの全国各地から集まった消防車とすれ違う。関東など

遠方からの消防隊は帰り支度を始めたところもあるようだったけれど、鎮火までの道のりはあと1ヶ月くらいかかるのではという話も耳にした。

ヘリも変わらず放水作業を続けていた。


燃焼した範囲はびっくりするほど広範囲で、黒く焼けた山林がこれでもかと続く。

焦げた匂いがする。




民家のある地区に入ると、跡形なく燃焼した家と火災を免れた家と、お隣同士でまったく異なる状況に言葉を失う。


津波で家を流されて、山側で家を建てたら、今度は山火事。

3.11を前にこんなことある???と、現実を前に言葉を失う。


避難所のほとんどは閉鎖されることになり、多くの方が自宅へと帰られたけれど、本番はこれからだ。


家が倒壊した方々はさることながら、そうでない方々も家が無事であったことを手放しで喜ぶことはむずかしい。


今日は3.11。


大船渡と陸前高田に献花へ。




一早い鎮火と復興を未来へ祈ります。




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