ちがう、はわかるのに、これだ!が見つからないまま、
飛行機の中で読み返していた『マイノリティデザイン』に、自分の書いていた原稿への違和感の理由を見出して、
あと1ヶ月の猶予をいただく。
楽しくって愉快な友に「私の本を書いて」って言われて、楽しい本を書きたくて引き受けたのに、
平和主義だから戦いキラーイと言いながら、
自分の根底にあるのは、社会の理不尽への怒りなんじゃないかと気付く。
自分が理不尽な目に遭わされているわけでもないのに、なぜ目を背けられないのか。
ニコニコワクワク生きていたいのに、なぜ目を背けられないのか。
戦うためのペンなんかじゃなくて
突然降り出した雨に雨宿りできる屋根
肌寒い日のブランケット
学校へ行きたくなくてお腹が痛いときのお守り代わりの金平糖
そういうペンを取りたいのに。
北風じゃなくて太陽作戦
そういうペンを取りたいのに。
ただ社会を変えたいんじゃなくて、いま痛みを抱えている人のそばで、痛いの痛いの飛んでけ〜みたいな
何の役にも立たんまじないなのに、不思議と効果あるみたいな
そういうペン。
神無月の葛藤はつづく。
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