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執筆者の写真medicaproject 医療福祉ライター今村美

魔の2歳、悪魔の3歳と言うけれど。

いわゆるイヤイヤ期にある子どもらを魔の2歳、悪魔の3歳なんて言うこともあるようだけれど、まだ'ことば'を発しない赤ちゃん(彼らもノンバーバルなコミュニケーション能力は高くて、それはそれでおもしろいことはおむつなし育児を通じても痛感した。おむつなし育児についてはまたいつか)よりも、私はこの2歳児、3歳児が大好物だ。 多くの子どもたちは4歳を境にいっきにおとなっぽくなってしまうように思うのだけれど、その前の赤ちゃんと子どもの間くらいのいきものは本当におもしろい。 日曜夜に発熱し、月曜に解熱したインフルエンザAと診断された息子はどんなに元気でも診断された以上きっかりと5日間はようちえんを休まざるを得ず、今週はその生態をがっつり眺める上ではまたとない機会に。 本と本の間にねえねの大切にしているカードを挟んでいるかと思えば(これ、たまたま目撃していたからよいけれど、知らないうちにやられるとアウト。たまにうっかり手の届くところに仕事道具なんぞ置いておくと消えていて、息子に「おかあさんの○○しらない?」なんて聞くと、「しってるよ~」なんて、隠してある場所を教えてくれたりする(-_-;))・・・ (おともだちに教えてもらってすっかりはまった)シンカリオン。のホテル(←そもそもシンカリオンのホテルってなんだ?!)に仲良しのおともだちと泊まるという設定でストーリーが展開されたり、 ボール相手に「ボールさん、ダメだよ」とダメ出しをしながら会話していたり、 ベランダに干した布団の下の隙間から虫眼鏡片手に外の様子を'偵察'していたり。 まぁ、見ていて飽きない(笑) 私は仕事もしたかったし、そもそも息子の体力を鑑みて、自分が一日中付き合っていたらぶったおれるなと判断して、1歳のお誕生日の1週間前に息子を保育園に預けることを決めたけれど、3歳児神話なんて話はさておき、3歳まで手元で子どもを見守るという判断をする保護者の気持ちもわからなくないなぁと思う。 純粋におもしろい。 もっとも1週間の限定だからであって、幼稚園入園の年齢かそれ以上まで手元においておいて、いまみたいに毎日楽しく息子と付き合えたかというとまったく自信がない。 もっとおこりんぼかあさんになってしまっていたであろう自信なら大いにある。 がんばって手元に置いておく必要もない代わりに、あえて手放す必要もない。 楽しく子どもと向き合うために最適の環境は、それぞれの保護者の考え方や性格や置かれた状況でも異なるから、それぞれの最適が選択できたら、それでよいのだと思う。 子どものまわりにいる大人たちが、時にそうでない時や日や時期があったとして、基本的にはハッピーであること、が、たぶん子どもにとっては大事なんだろう。

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