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執筆者の写真medicaproject 医療福祉ライター今村美

インフルエンザには炭酸のぬけたコーラ?!

インフルエンザB型に続き、A型発症の息子は、発熱は初日の夜中の38.6℃のみ、翌日には37℃台の微熱から平熱に、以降、平熱が続く。(よって、常に元気いっぱい、ひとり忍者ショーで常に見えない敵と戦っている人を一日中相手にしなければならず、ある意味修行) というわけで、これまでインフルエンザにはかかったことがないと思っていたけれど、単に受診しなくて、診断されてこなかっただけなのでは?という結論に至る。 発熱しても、ぐったり&39℃超える等の症状がなければ、病院へ行かず自宅で養生が基本だったわが家。共働き家庭の子どもを週の半分くらい預かるようになってからは、うつると困るので感染症か否かの診断のために、小児科へ行くようになった。 今回は受診当日には微熱で迷ったものの、娘のインフルエンザA型が1日目38℃台、2日目微熱、3日目に39℃超という経緯をたどったことと、口臭からインフルエンザっぽさを感知して受診したけれども、普段のわが家だったらば見過ごしている可能性大。

集団生活をしている以上、小児科受診は周囲のご家庭のために必須か、今後ますます悩む。症状が軽いのに受診して、別の感染症をもらってくることは避けたいし、ムダな医療費の発生に貢献もしたくない。 そういえば、以前にフランス在住の友人とインフルエンザの話になった際、「フランス人、インフルエンザだったとしても大騒ぎしない。というよりそもそもインフルエンザだ○○だという確定診断をそれほど重視していない。ほかの風邪と一緒。休んで、炭酸のぬけたコーラ飲んで終わり」。 フィリピン人の友人にも聞いてみたら、インフルエンザだからといって日本のように解熱後○日は社会復帰しない、というような厳格なルールはない模様。 インフルエンザは、確かに感染力が強くて、何日も高熱が続く、時に重篤な合併症を引き起こしたり、死に至ったりすることもある怖い感染症であることは疑いないにせよ。日本人のインフルエンザに対する用心深さは、日本社会のパツパツすぎるタイムスケジュール(余裕のなさ)によるものでは・・・という気もしないでもない。

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